――今回、きらりホールでは珍しいジャズライブの企画となりました。お2人が考えるジャズの魅力はどのようなところでしょうか?

山下 ジャズって、とにかくワクワクドキドキする音楽。そこが私は大好きなんです。今回のステージではそんなワクワクドキドキをお客さまに感じてもらえたらいいなと思っています。もともとクラシックから音楽を始めたので、私もジャズはすごく難しいイメージでした。でも、ジャズってすごく自由になれる。そこに身をゆだねてほしいですね。
森丘 ジャズのスウィングのリズムってすごく体がノッてくるし、アドリブとか、まさに今ここで音楽を作っている感じが本当に楽しいんですよ。即興演奏の部分が大きいので、演奏者同士がアツい気持ちで沸かし合ったり、お客さんともキャッチボールをしたりして、その結果どういう音楽になるのかは、その場じゃないとわからない。その感覚を楽しんでもらえたらと思います。
――お2人はどのようなきっかけでジャズと出会ったんですか?
山下 私はフルートでクラシックを勉強していたのですが、ある日、フルートで映画音楽の「ひまわり」を動画サイトで調べている時にジャズ奏者の徳永延生先生がクロマチックハーモニカを演奏している動画が出てきたんです。その音色にひと聞き惚れをしてしまい、すぐに徳永先生に会いに行きました。これが私とクロマチックハーモニカとジャズの出会いです。徳永先生に師事してジャズハーモニカをいろいろ学ぶ中でジャズバイオリニストの寺井尚子さんの演奏にも出会って、 そのカッコよさにシビれました。ジャズピアニストの山本剛さんとご一緒させていただいた時には、「こういう度胸も必要だよ」と、譜面も何もなく、本番直前に曲を決めてやらせていただいたこともありました。すごく緊張したんですけど、ちょっと楽しくもあって…。あと、ジャズハーモニカ奏者のトゥーツ・シールマンスが来日したとき、本当に楽しそうにメンバーと音で会話していたのは、今も鮮明に記憶に残っています。私も、ハーモニカで会話できるようになりたい、って思いました。それは、今でも目指しているところです。
森丘 僕は中学から吹奏楽部でチューバを吹いていたんですが、チューバを使ったディキシーランド・ジャズが大好きだったんです。本当に心浮かれる、浮き立つようなリズムでみんながアドリブをやっているような感じがとても賑やかで、それが僕のジャズの入り口でした。そこからグレン・ミラーとかビッグバンドとか、いろいろなものをどんどん聴きましたね。ピアノは10歳くらいからやっていたんですけど、ピアノでジャズをやったり作曲したりするようになったのは高校を卒業してから。やっぱりピアノでアドリブをやったり音楽を作ったりするのが、自分には一番しっくり来ているような感覚があったんです。ジャズは、その場にいるみんなが楽しくなるような感じがあって、そこにすごく感動します。ジャズのメロディがその場を支配して、音楽でハッピー一色になる雰囲気が大好きですね。
山下 森丘さんと一緒に演奏させていただくようになって2年ほどになるんですが、私も本番上で楽しく音楽で会話できた瞬間を感じることができるようになってきました。吹いたことに反応してくれて、そこにピアノや他の楽器が乗ってきて、最後には一緒に盛り上がって、お客さんも盛り上げてくれて…。音楽って、ジャズって本当に楽しい!と思える瞬間です。
森丘 あの感覚は他では味わえない、代えの効かない時間だよね。音楽の中で通じ合えた感覚は最高です!
山下 私が森丘さんのステージを見たとき、とにかく楽しい演奏でワクワクドキドキが伝わってきたんです。ピアノでこんなに心がウキウキしたのが初めてでした。それでぜひ一緒にやってみたくなって、お声掛けしたんです。
森丘 最初に一緒にやった時から、すごく楽しかったですね。クロマチックハーモニカって、おしゃれだし、爽やかで本当に素敵な音なんです。
森丘 僕は中学から吹奏楽部でチューバを吹いていたんですが、チューバを使ったディキシーランド・ジャズが大好きだったんです。本当に心浮かれる、浮き立つようなリズムでみんながアドリブをやっているような感じがとても賑やかで、それが僕のジャズの入り口でした。そこからグレン・ミラーとかビッグバンドとか、いろいろなものをどんどん聴きましたね。ピアノは10歳くらいからやっていたんですけど、ピアノでジャズをやったり作曲したりするようになったのは高校を卒業してから。やっぱりピアノでアドリブをやったり音楽を作ったりするのが、自分には一番しっくり来ているような感覚があったんです。ジャズは、その場にいるみんなが楽しくなるような感じがあって、そこにすごく感動します。ジャズのメロディがその場を支配して、音楽でハッピー一色になる雰囲気が大好きですね。
山下 森丘さんと一緒に演奏させていただくようになって2年ほどになるんですが、私も本番上で楽しく音楽で会話できた瞬間を感じることができるようになってきました。吹いたことに反応してくれて、そこにピアノや他の楽器が乗ってきて、最後には一緒に盛り上がって、お客さんも盛り上げてくれて…。音楽って、ジャズって本当に楽しい!と思える瞬間です。
森丘 あの感覚は他では味わえない、代えの効かない時間だよね。音楽の中で通じ合えた感覚は最高です!
山下 私が森丘さんのステージを見たとき、とにかく楽しい演奏でワクワクドキドキが伝わってきたんです。ピアノでこんなに心がウキウキしたのが初めてでした。それでぜひ一緒にやってみたくなって、お声掛けしたんです。
森丘 最初に一緒にやった時から、すごく楽しかったですね。クロマチックハーモニカって、おしゃれだし、爽やかで本当に素敵な音なんです。

――きらりホールではお2人に加えて、ベースの岸徹至さんとドラム・パーカッションの岡本健太さんの4人での演奏となりますね。

山下 私が森丘さんを拝見したステージは、岸さんと2人の演奏だったんですが、もうお2人のコンビネーションが素晴らしくて。だからこそ、そこに混ざりたい!と思ったんですよね。
森丘 岸さんとはもう10年以上一緒にやらせてもらっているんですけど、岸さんってジャズのビートを1人で出せるんですよ。ボン、と弾いただけでジャズの空気になる。だからもう、安心して同じ気持ちで演奏できるんです。岡本さんともいろんな現場で一緒になるんですが、彼も本当に爽やかで真面目。ドラムって一番音量が出るので、音楽を支配できちゃうこともあるんですが、彼はすごく丁寧にコントロールして、音楽に寄り添ってくれるドラマーです。本当に素晴らしいんですよ。
森丘 岸さんとはもう10年以上一緒にやらせてもらっているんですけど、岸さんってジャズのビートを1人で出せるんですよ。ボン、と弾いただけでジャズの空気になる。だからもう、安心して同じ気持ちで演奏できるんです。岡本さんともいろんな現場で一緒になるんですが、彼も本当に爽やかで真面目。ドラムって一番音量が出るので、音楽を支配できちゃうこともあるんですが、彼はすごく丁寧にコントロールして、音楽に寄り添ってくれるドラマーです。本当に素晴らしいんですよ。
――どんなふうに4人の音が重なるのか楽しみです。ちなみにお2人ともさまざまなステージで演奏されているかと思いますが、最近特に刺激を受けたステージはありますか?

森丘 「ラ・ラ・ランド シネマコンサート 2025」に出演させていただいた際にピアノソロもあったんですが、とても大きな会場でソロを弾くのはすごく刺激的でした。作曲のジャスティン・ハーウィッツが指揮で来られていて、本当に大きな感覚で指揮棒を振っているのがとても印象的でしたね。本当に映画の世界に入り込んで演奏するような時間だったので、その後もなんだか1カ月くらいは作品が抜けませんでしたし、新しい感覚を得られました。
山下 まさについ先日、大阪万博で国連によるジャズイベント「Speaking Jazz」にゲスト出演させていただきました。日本を代表する方から海外の著名なアーティストまで世界中から演奏家が集まっていましたし、あの万博の大きなステージでは本当にすごい刺激を貰いました。私はビッグバンドと一緒に「ブルーゼット」をやったんですが、この曲はすごく憧れであり、なかなか挑戦できなかった遠い曲だったんです。この機会に初めて向き合うことができて、私自身がひとつ次のステップに進めた気がしています。9月にもぜひ演奏したいと思っていますし、個人的なことですが、9月にはデビュー10周年イヤーに入っているので、きっとノリにノっている演奏をお届けできると思います!
山下 まさについ先日、大阪万博で国連によるジャズイベント「Speaking Jazz」にゲスト出演させていただきました。日本を代表する方から海外の著名なアーティストまで世界中から演奏家が集まっていましたし、あの万博の大きなステージでは本当にすごい刺激を貰いました。私はビッグバンドと一緒に「ブルーゼット」をやったんですが、この曲はすごく憧れであり、なかなか挑戦できなかった遠い曲だったんです。この機会に初めて向き合うことができて、私自身がひとつ次のステップに進めた気がしています。9月にもぜひ演奏したいと思っていますし、個人的なことですが、9月にはデビュー10周年イヤーに入っているので、きっとノリにノっている演奏をお届けできると思います!
――それは楽しみです!そのほかにも演奏予定の楽曲について、少しだけ教えてください。

森丘 『モーニン』は、出だしのワンフレーズでジャズに詳しくない人でも「あっ!」とわかるようなスタンダードナンバーです。この4人ならではの音楽にできればと思っているので、それぞれの特徴を活かして演奏したいと思います。
山下 私がクロマチックハーモニカと出合うきっかけになった大切な曲『ひまわり』は、ちょっと新しいアレンジで聴いていただこうと考えていて、もう最高の音をお届けします!ソロ回しもいっぱいやりたいですね。
山下 私がクロマチックハーモニカと出合うきっかけになった大切な曲『ひまわり』は、ちょっと新しいアレンジで聴いていただこうと考えていて、もう最高の音をお届けします!ソロ回しもいっぱいやりたいですね。
――公演を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
森丘 ぜひ肩の力を抜いて、楽しんでいただきたいです!ジャズが初めての方も、そうじゃない方も、純粋に音楽として楽しんでいただける時間になれば。アツい演奏にしますので、ぜひお越しください。
山下 とにかく心がウキウキ、ワクワク、ドキドキするようなステージを皆さんと一緒に作れたらと思うので、まっさらな気持ちで来ていただければと思います。クロマチックハーモニカの心震えるような音色と、みんなのアンサンブルを楽しんでください!
山下 とにかく心がウキウキ、ワクワク、ドキドキするようなステージを皆さんと一緒に作れたらと思うので、まっさらな気持ちで来ていただければと思います。クロマチックハーモニカの心震えるような音色と、みんなのアンサンブルを楽しんでください!